ゆる〜い音楽情報

ゆる〜い音楽情報

アニソン、EDMを中心に気軽に評論したり、音楽情報を気ままに載せます!!

なぜ Beyoncé の新曲 Formation が、アメリカで問題になっている?簡単に説明します!

こんにちは!

 

今日、久しぶりにサッカーを友達としたら、全然できませんでした…笑

ポジショニングが全然わからないし、相手の選手に追いついていけないし…

ま、これから少しずつ頻繁に遊んでいって、慣れようと思います!

 

さて、今日の本題は、先週リリースされた Beyoncé の Formation という曲についてです。

歌詞やミュージックビデオの内容が物議を醸しています。

また、アメリカでは先週、Superbowlというアメフトの決勝戦があって、その時のハーフタイムショーで Beyoncé が先ほど述べた曲を踊ったことでも話題になっています。

 

僕は、寮の黒人のクラブのアドバイザーをしているのですが、その時話し合ったことも書いていきたいと思います!

 

参考に、ミュージックビデオと歌詞が載っているリンクを載せます。

是非、聞いてみてください!

www.justjared.com

 

まずは、曲の音楽性から

正直、初めて聞いた時は、あまり僕の中ではいい曲だとは思いませんでした。

友達や他の人はいい曲だと言って、曲をヘビーローテションしているようです…

 

出だしは、2つの十六分音符の連発で、なんか不安定な感じを出しています。

その十六分音符は、曲全体になっているのですが、メインのところは普通のヒップホップ調になっています。

音楽性に関しては、他のヒップホップの曲と同じようなので、あまりコメントすることはありません…

 

          f:id:NEOCS:20160213174609j:plain

 

歌詞とミュージックビデオがこの曲の肝!

注:あまりにも意味深なので、書き残すこともあると思いますので、ご了承ください!

 

僕の印象では、歌詞は Beyoncé のことばかり言っているようで、アメリカで、黒人が対面していることをテーマにしてるミュージックビデオとは、メッセージがちょっと噛み違っているかなーと思っていました。

"I might get your song played on the radio station" や、"You just might be a black Bill Gates in the making" のところなどが Beyoncé 自身のことを歌っているのじゃないかと思います。

あと、黒人の問題というよりは、女性の平等を主張している方が強いかと思いました。

"Okay, ladies, now let's get in formation" や、 "Always stay gracious, best revenge is your paper" や、"I slay, We gon' slay" と繰り返してるところで女権を主張していると思います。

 

これらの僕の印象をクラブの時に話したら、他の歌詞のところで黒人の社会問題に触れていると言っていました。

"I like my negro nose with Jackson Five nostrils" と "I like my baby heir with baby hair and afros" というところです。

あともう1つあったかもしれませんが、覚えていないので、すみません…

Jackson Five nostrils は、マイケルジャクソンの鼻の整形のことを指していて、黒人の鼻は丸っぽいというので差別されたりするようです。

あと、クラブで話題になったのが、なぜアフロという髪型は社会的に受け入れられないのかということです。

思ってみれば、確かにビジネスの建物や正式な場所だと、黒人はよく髪の毛を編んでいるなーと思います。

クラブのメンバーの人たちも、面接を受けるときなどは髪の毛を編んでいると言ってました。

こういう、身支度の面でも偏見を持たれてしまうんですね。

 

さて、ミュージックビデオのことをちょっと書かせてもらいます。

ミュージックビデオで一番記憶に残った場面は、Beyoncé が洪水の街に浮かんでいる車に乗っているところです。

この場面は、ハリケーンカトリーナで被害にあった地域が、まだ、復興されていないことを強調していると思います。

あと、もう1つ記憶に残った場面は、子供が警察の列の前で踊って、警察が手をあげるところです。

皆さんも知っているかと思いますけど、アメリカでは警察が必要以上に暴力を振ったり、銃を使ったり、差別しているかもということで問題になっています。

そのメッセージをそこで伝えようとしたのかもしれません。

 

ミュージックビデオには関係ありませんけど、曲がリリースされた日は、Trayvon Martin という少年の誕生日と、Sandra Bland という人の誕生日の前日でした。

Trayvon Martin と Sandra Bland、両者ともに、警察の蛮行のため命を落としたと去年から社会問題になっています。

その人たちの記念日にリリースされたということは、警察の蛮行を批判する目的があったと言ってもいいかもしれません。

 

Superbowl でのパフォーマンスが問題に?

Superbowl は年に一回の、アメフトの決勝のことです。

アメリカの文化の1つなので、見る人はたくさんいます。

 

Beyoncé の Superbowl でのパフォーファマンスを参考に載せます。

www.youtube.com

 

Beyoncé のパフォーマンスを批判している人たちは、"なぜ、そのお祭りの中にまで、いま問題となっている社会問題を持ってこないといけないんだ"と主張しています。

僕が思うには、みんなが見てるからこそ、いま大事な社会問題を表に出すいいチャンスだったと思います。

 

あと、ダンサーたちが Black Panther らしき衣装を着ていたということも批判しています。

Black Panther は1900年代後半に活動していた政党で、武器を持ちながら警察などが黒人に対して暴力を振るわないように見張っていたりしていました。

貧しい地域の子供達に、ただで朝ごはんを提供するなど、社会に貢献するようなプログラムもやっていました。

でも、Black Panther は反乱を起こしていたという印象が強いので、Superbowl でダンサーたちがその衣装を着たことによって批判されています。

 

あと僕が知っている、問題になっている件は、なぜ Beyoncé はアフロの髪型にしなかったかというところです。

Superbowl だけでなくミュージックビデオでもそうでしたが、歌詞にアフロがいいと書いているのに Beyoncé はいつもの髪型で踊っています。

これは多分、歌詞でも書いてあるように、私の赤ちゃんの髪型がアフロがいいと言っているので、Beyoncé 自身はアフロにしていないんだと思います。

 

でも最終的に、僕にとって音楽は、芸術であり、ありのまま受け入れられたら受け入れて、そのまま楽しむのが大事だと思います。

 

いろいろと長々書いてしまいましたが、Beyoncé の Formation、聞いてみていかがでしたか?

 

ご意見お待ちしています!